2012年5月13日日曜日

ねわワ グランプリ2012 武蔵野

最初にお断りしますと、このイラストは独りでストレッチしている姿を描いたものではありません。
ワタシが柔術の乱取りで先生相手に押え込まれてニッチもサッチも行かなくなった時の体勢です。自分を絵にした後、押え込んだ先生を描き足そうと散々苦労したのですがどうしても描けませんでした。どうやって返され(スイープされ)押え込まれたのかを何度考えても考えても全く理解できず描く事が出来なかったからです。

■魔法のスイープ
ワタシは先のGW最終日、ねわざワールド グランプリ2012 in 武蔵野に参加して参りました。ねわワの各支部の猛者達が集うこのフレンドリーマッチ的大乱取り大会は真っ白白な帯を身に纏ったワタシにはあまりにもレベルの高いイベントで、ホントに何っっにも出来ずにチンチンにやられて帰って参りました。
(それでも非常に楽しいイベントだったって事は記しておかねばなりません。)

その日の乱取りの中でも特に異次元体験をした事をお話ししましょう。

2時間に渡るイベントも終了の時間が迫っていたその時ねわざワールドの主宰者、大賀先生がワタシに声をかけて下さり、入門して初めて先生と乱取りしました。
で、まぁ当然のごとく面白いようにグルングルン引っくり返される訳ですが、そこに起こっている事が半端ない。というか全く理解出来ませんでした。
他の諸先輩方との乱取りでも毎回、右に左に返される訳ですが、後から引っくり返された理由を無理にでも述べよ!と言われれば何とか頑張れば判らなくもない。事も無い。と言えなくもない。。(だんだん弱トーン。。)例えばスピードで負けたとか、力で負けたとか、上手さに負けたとか、居る位置が悪かったとか、梃子の原理でひっくり返ったとか。。。もぉ其れこそ沢山ありますが。

只それにも増して先生のスイープは半端ではなかった。大きな抗えない流れの中に取り込まれたような感覚でした。とっても、ゆーーーーーっくりと引っくり返されているのに、いくら藻掻いても抜ける事が出来ない、力で押さえつけられている訳ではないのに抜け出す事が出来ない。

あれは魔法のような体験でした。モチロン柔術を初めて1年にも満たない初心者が、柔術世界一にまで行かれた達人の前に立っている訳ですから何を申すのか!というトコなのですが、其処にはもう理解を超えたレベルの差が存在し、乱取り中の出来事を自分に表現できる言葉はもう「魔法」とか「神業」とかしか残っていませんでした。あの場に筋骨隆々の猛者、諸先輩方の先生ですから当然ですよね。

しかし、あの時は何が起こっていたのでしょう?この年齢から習い始めた柔術がこんなワタシに何をもたらすのか判りませんが、いつの日かこの時起こった魔法のような出来事のホンの一部でも理解出来たらとても幸せなんだろうなと信じてやみません。

追記;先生は大賀道場で日々素人にも理解出来るように「柔術の物理の法則」を説いて下さっていいらっしゃいます。ここまで文章を書いて思うところ、理解出来ていないとはワタシは如何なものか?この先理解出来るといいな〜〜。(^^;)。

0 件のコメント:

コメントを投稿